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第69回 情報のハブとしての本屋
数年来、未来読書研究所では、自治体や地域の運営に携わる方々に、「本を活用した地域づくりの拠点を設けませんか」とご提案し続けている。地域づくり・地域コミュニティづくりの中核として新しく本とのタッチポイントを活用しようという […] -
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第23回 恋の季節
このところ、本当に忙しい。書店の仕事が休みの日のスケジュールはびっしり。今日も今日とて、デートである。待ち合わせは新宿の喫茶店。これから担当作家さんとの愛しい時間だ。 児童書の出版レーベル「らいおんbook […] -
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第2回 苦難の道歩んだ韓国近代漫画
日本でマンガの起源を鳥獣戯画や北斎漫画に求める向きがあるように、韓国でも漫画(マンファ)の起源を高句麗壁画などに見る論者もいる。 だがマンガ研究の世界では、日本の近代マンガの黎明期は1870年代だといわれている。1862 […] -
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第68回 書店二次卸について
二次卸とは、商品を卸売業者から仕入れ、次段階の卸売業者や小売業者に販売する中間卸をいう。 今年に入り、この二次卸の業者の廃業と事業休止による小売業者からの相談が相次いでいる。個別具体的な案件は申し上げられないが、概要はこ […] -
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第67回 軽井沢にて
軽井沢町で開催された「軽井沢ブックフェスティバル2023」に参加した際、中学生と高校生の2人から声をかけられ〝「本を通して人がつながる本日和」事業計画書〟と記載されたチラシを手渡された。 軽井沢町内の小中高7校から選ばれ […] -
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第1回 日本の誤解・疑問に応える
縦スクロール・フルカラーコミックの 「ウェブトゥーン」が、日本でも知られるようになった。韓国カカオの日本法人・カカオピッコマが運営するピッコマは、日本のマンガアプリにおいてシェアNo.1だが、同サービスでは売上げの約半 […] -
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著者プロフィール
飯田一史氏:ライター 文芸とサブカルチャーを中心に取材・執筆を手がける。著書に『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社新書)、『いま、子どもの本が売れる理由』(筑摩書房)、『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社 […] -
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第22回 四半世紀ぶりの再会
「道場の開設20年の記念に道場生すべての名前を入れたTシャツをつくるので、あなたの名前も入れさせてくださいね」 先生からそんなメッセージが私に届いたのは、2019年のことだった。 20代前半、私はもがいていた。就職もせず […] -
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第66回 どこまで耐えられるか
仕方ないよ、今年の夏は例年以上に暑かったもの。そう言い聞かせながら前月の電気料金の請求書を眺めていた。光熱費の高騰が深刻さを増している。 さらには、10月4日からは最低賃金が引き上げられる。1月に続く今年2回目の引き上げ […] -
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第65回 猛暑の思わぬ影響
灼熱の日本列島という言葉がぴったりくる猛暑日続きの今夏。朝晩は涼しさを感じられるようになったが、日中はまだ暑い日が続いている。猛暑は書店の売上げに、どのように作用したのだろうか。予想してなかった形で来年度にも、大きな影響 […] -
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第21回 五感で読む
帰国中の甥姪と、今年もディズニーシーへ。去年初めて体験したアトラクション「ソアリン」に今年も乗りたいと、炎天下のなか行列に並ぶ。空飛ぶ乗り物ドリームフライヤーに乗って世界を旅する人気アトラクションだ。最新のデジタルプロジ […] -
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第64回 必要なのは調査と公表
自民党の議員連盟「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(書店議連)が4月28日に第一次提言(たたき台)を示してから数か月が過ぎ、徐々に各提言に対する具体的な施策が示されつつある。 書店を取り巻く危機的状況 […] -
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第20回 伝えたいから生まれる言葉
アイルランドに住む6歳の姪の作文がLINEで送られてきた。お題の「すきなおべんとうは」に続く形で書いてあるのだが、お腹が痛くなるほど笑ったあと、ちょっと感心してしまった。 「すきなおべんとうはきめれません。でもあるかもし […] -
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第31回 自著出版で改めて気づいたこと、大切なマクロ視点の統計チェック
本紙連載の原稿も加筆修正のうえ収録した、拙著『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社新書、6月発売)は、重版がかかり、書評が出たり、要約記事サービスからのオファーや、取材の打診が複数あるなど反響があった。ありがたいことだ […] -
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第63回 ふるさとブックオフ
7月21日に、書店ゼロ状態の解消を目指す岩手県西和賀町は、中古品買い取り販売のブックオフコーポレーションと、町内の公共施設で古本を販売する地域連携協定を締結した。自治体が同社の商品を受託販売する店舗「ふるさとブックオフ」 […] -
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第62回 公共図書館という〝場〟
先日、名古屋市守山図書館において、京都橘大学教授の嶋田学先生と「書店と図書館」をテーマにトークセッションをした。愛知・滋賀・三重の公共・学校図書館関係者、本に関する市民団体関係者が参加してくださっていた。 嶋田先生がお話 […]