-
連載記事
第4回 今、私にできること
本当は違うテーマで書くつもりだった。でも、心がザワザワして止まらない。ウクライナへの侵攻がはじまってしまった。戦争が、来た。 アイルランド在住の妹の夫は、ウクライナの人達の避難場所確保や、車で空港に迎えに行くボランテ […] -
連載記事
第3回 つっちゃんの本、入りました!
「つっちゃんの本、入りました!」待ちに待ったそれは、流行りのアイドルの写真集、ではなく、月刊絵本「たくさんのふしぎ」の3月号だ。 タイトルは「都会で暮らす小さな鷹 ツミ」(福音館書店、兵藤崇之文・絵)。この3年ほど、 […] -
連載記事
第88回 新月
満員のライブハウスで、久しぶりに腹の底から声を出した。「ウォー!」と叫んで、みんなで拳を突き上げる。コロナ感染拡大防止のための観客による声出しの規制が緩和されたのだ。 コロナとともに始まった無観客有料配信ライブに引き […] -
連載記事
第2回 私は協働したいのだ!
最近流れている日本自動車協会のCMが好きだ。日本の自動車業界には、550万の人達がいるという。会社や職種も関係なく、その人達が一丸となって「車を走らせ日本を動かす人」として登場する。繋がりを持ってパワーとするところが、 […] -
連載記事
第1回 おおきくなったらなにになる?
本屋になりたかった……わけではない。選択肢の一つでもなかった。運命が変わったのは大学入試。希望学科への入学が難しく、同じ学部の別の科で手を打ったのが運のつきだった。 うっかり入った芸術学部の演劇学科演技コースというと […] -
連載記事
第1回 本の未来に寄り添う本屋
かつて経営していた本屋の倒産を経験した後、さわや書店に勤めながら考えた本屋の姿をまとめた『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』(ポプラ社)を2015年に上梓してから、一貫して「身の丈の本屋」の姿とは何かを考え続け […] -
連載記事
著者プロフィール:兼森理恵氏
兼森理恵氏 1976年東京都生まれ。99年ジュンク堂書店入社。池袋本店、新宿店を経て、丸善丸の内本店勤務。 児童書ジャンルアドバイザー統括チーフ、EHONS商品開発などを担う。 書店業の傍ら、児童書レーベル「らいおんbo […] -
連載記事
著者プロフィール:田口幹人氏
田口幹人氏 合同会社「未来読書研究所」共同代表。 著書に『まちの本屋』(ポプラ社)、『もういちど、本屋へようこそ』(PHP研究所)がある。 「さわや書店」など岩手県内で20年以上にわたり、書店員として経験を積む。 現在は […] -
連載記事
第23回 日中韓の児童生徒の読書率は? それぞれの読書調査を比べてみた
2022年の学校読書調査が、11月1日に発表された。 不読率(5月1カ月間に読んだ本が0冊の児童生徒)は、小学4~6年生が6・4%、中学1~3年生が18・6%、高校1~3年生が51・1%(1冊以上読んでいる人の割合を […] -
連載記事
第87回 広告ターゲティング
インスタをチェックしていると、最近気になっているアンチエイジング化粧品の広告が流れてきて、思わずクリックする。まさに昨日の夜、必死に口コミを調べていたのだ。 すると今度は、猫柄のワンピースが流れてきて、なかなか先へ進 […] -
連載記事
第44回 神田古本まつり
10月最後の週末、3年ぶりに開催された神田古本まつりに行ってきた。 中止していた間も小規模のブックフェスに何度も足を運んでいたけれど、やはり神田まつりはちょっと特別な感じがある。日にちが近くなると本好きの友人からお誘 […] -
連載記事
第86回 色紙って何?
ラーメン屋で注文を済ませ手持ち無沙汰になると、壁に並んだ芸能人の色紙を見上げる。彼らは名誉に関わるから、不味い店に色紙は残さないだろう。初めて入った店なら期待が高まるし、行きつけの店なら、なんだか誇らしい。舌で感じる美 […] -
連載記事
第22回 大学生の読書習慣への施策(2) 大学の「入口」と「出口」で工夫を
「読書推進活動は、高校生までは「本を読む」こと自体を促すものが主流である。一方、大学生に対する主たる読書推進活動では、研究したりレポートを書いたりするための本の探し方、読み方、使い方や図書館の活用を学ぶことを念頭に、推 […] -
連載記事
第85回 書店研修の彼
週刊誌の「女性自身」を発行している光文社から、取材の依頼があった。昨今、そういった連絡はツイッターのダイレクトメッセージで受けることが多いが、それは珍しく、出演中の劇場に届いた直筆の手紙だった。 そこには、連載コーナ […] -
連載記事
第84回 新幹線開業で変わる書店
JR芦原温泉駅は今、2024年春の北陸新幹線開業に向けて、大きく変わろうとしている。駅前にビジネスホテルが建ち、駅内の施設にはカフェや特産品を売る店が入るようだ。 北陸新幹線は金沢から敦賀まで進む予定で、その敦賀駅前 […] -
連載記事
第21回 大学生の読書習慣への施策、〝半数押さえれば成功〟前提に
「大学入学以降、遊びほうけていて勉強しない」などと、〝大学のレジャーランド化〟が批判されていた1980~90年代の大学生より、「文科省の指導で講義の出席率が厳しくなり、昔よりまじめになった」といわれる今の学生の方が、実 […]