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いまいちど、本屋へようこそ
第69回 情報のハブとしての本屋
数年来、未来読書研究所では、自治体や地域の運営に携わる方々に、「本を活用した地域づくりの拠点を設けませんか」とご提案し続けている。地域づくり・地域コミュニティづくりの中核として新しく本とのタッチポイントを活用しようという […] -
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第68回 書店二次卸について
二次卸とは、商品を卸売業者から仕入れ、次段階の卸売業者や小売業者に販売する中間卸をいう。 今年に入り、この二次卸の業者の廃業と事業休止による小売業者からの相談が相次いでいる。個別具体的な案件は申し上げられないが、概要はこ […] -
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第67回 軽井沢にて
軽井沢町で開催された「軽井沢ブックフェスティバル2023」に参加した際、中学生と高校生の2人から声をかけられ〝「本を通して人がつながる本日和」事業計画書〟と記載されたチラシを手渡された。 軽井沢町内の小中高7校から選ばれ […] -
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第66回 どこまで耐えられるか
仕方ないよ、今年の夏は例年以上に暑かったもの。そう言い聞かせながら前月の電気料金の請求書を眺めていた。光熱費の高騰が深刻さを増している。 さらには、10月4日からは最低賃金が引き上げられる。1月に続く今年2回目の引き上げ […] -
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第65回 猛暑の思わぬ影響
灼熱の日本列島という言葉がぴったりくる猛暑日続きの今夏。朝晩は涼しさを感じられるようになったが、日中はまだ暑い日が続いている。猛暑は書店の売上げに、どのように作用したのだろうか。予想してなかった形で来年度にも、大きな影響 […] -
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第64回 必要なのは調査と公表
自民党の議員連盟「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(書店議連)が4月28日に第一次提言(たたき台)を示してから数か月が過ぎ、徐々に各提言に対する具体的な施策が示されつつある。 書店を取り巻く危機的状況 […] -
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第63回 ふるさとブックオフ
7月21日に、書店ゼロ状態の解消を目指す岩手県西和賀町は、中古品買い取り販売のブックオフコーポレーションと、町内の公共施設で古本を販売する地域連携協定を締結した。自治体が同社の商品を受託販売する店舗「ふるさとブックオフ」 […] -
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第62回 公共図書館という〝場〟
先日、名古屋市守山図書館において、京都橘大学教授の嶋田学先生と「書店と図書館」をテーマにトークセッションをした。愛知・滋賀・三重の公共・学校図書館関係者、本に関する市民団体関係者が参加してくださっていた。 嶋田先生がお話 […] -
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第61回 今後、地方議会で
6月28日に公明党本部において、文部科学省の総合教育政策局地域学習推進課図書館・学校図書館振興室長である朝倉博美氏を交えた、学校図書館についての勉強会に参加させていただいた。公明党は長年にわたり、女性委員会を中心に読書の […] -
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第60回 本当に議論すべきこと
教科書販売シーズンがひと段落し、学校図書館への図書巡回が本格化するちょうど今頃の時期。書店業界や関係団体は毎年、来年度の図書予算獲得に向けた動きを本格化させる。 学校図書予算は、文部科学省が定めた「学校図書館図書整備等5 […] -
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第59回 戻ってきた学校巡回
毎年GWが終わると、書店は学校図書館の巡回をはじめる。ここ数年間はコロナ禍の影響で、提案する書籍をひとまとめにした「巡回セット」を学校にお預けし、セットとカタログから選書いただくスタイルとなっていた。 それまでは、担当者 […] -
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第58回 いわゆる〝書店〟と図書カード
コロナ禍以降、多くの自治体で家庭学習および読書活動を支援するため「図書カード」の配布が行われている。図書カードで購入できるのは出版物のみとされているが、出版物の定義の判断は、各加盟店に委ねられているため、店舗ごとに書籍以 […] -
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第57回 農村と読書そして書店
一般社団法人家の光協会の農村読書調査をご存じだろうか。1946年から毎年7月に月刊誌・週刊誌・書籍の読書状況や購読状況、新聞・テレビの接触状況などを調査し、その結果は「農村と読書」としてまとめ、公表している。日本に多々あ […] -
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第56回小さなまちの小さな店
私事で恐縮ですが、この度、父が他界しました。家業である本屋を廃業した後は、残念ながら仲が良いとは言えない親子関係ではあったが、地方における本屋の可能性と続けることの厳しさを教えてくれた人は、父だった。 小さなまちの小さな […] -
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第55回 企業版ふるさと納税について
書店と連携した企業版ふるさと納税活用の試みが始まっている。茨城県つくば市は4月1日から、コーチャンフォーつくば店で児童書を購入すると寄付金がつくば市に還元される仕組みを、リラィアブルと連携してスタートした。つくば市はこの […] -
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第54回 お待ちしてます
筑波大学附属小学校に続き、2月13日には東京学芸大学附属世田谷中学校で読書推進プログラム「読書の時間」のモニター授業を開催した。今回は本の要約サイトを運営するフライヤーの協力を受け、読書について考える座学とワークショップ […]