田口幹人氏プロフィール
合同会社「未来読書研究所」共同代表。
著書に『まちの本屋』(ポプラ社)、『もういちど、本屋へようこそ』(PHP研究所)がある。
「さわや書店」など岩手県内で20年以上にわたり、書店員として経験を積む。
現在は楽天ブックスネットワークで少部数卸売りサービス「Foyer」を担当。
いまいちど、本屋へようこそ
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いまいちど、本屋へようこそ
第92回 書店振興PTの成果
経済産業省の書店振興プロジェクトチーム(PT)がまとめた「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」と「書店経営者向け支援施策活用ガイド」が公表された。「課題(案)」については、10月4日から11月4日までの間パ […] -
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第91回 書店業界的ネガキャン?
日に日に秋の気配を感じられるようになってきた。秋といえば「読書の秋」だが、今では毎年恒例〝書店業界的ネガティブキャンペーン〟の季節となっている。 文化庁が9月17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で、月に […] -
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第90回 小さな出版界隈の書店たち
㈱第一寶亭留は9月19日、北海道札幌市の定山渓温泉に唯一の本屋となる「風呂屋書店」を、ホテル「定山渓第一寶亭留翠山亭」内にオープンする。温泉と読書を愉しむための空間「風呂屋書店」では、2500冊の書籍を閲覧・購入すること […] -
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第89回 在庫レス流通へ
2023年の紙の出版物の販売額減少の理由を、出版科学研究所は「紙の書籍の売上げの落ち込みは新型コロナの巣ごもり需要が収束したのに加え、歴史的な物価高で本の価格が上がり、買い控えの動きが見られることが要因とみられる」として […] -
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第88回 反アマゾン法への布石?
政府が7月25日に実施した「我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議」で、岸田文雄総理は「送料無料表示の見直し」を求める方針を発表した。書店振興プロジェクトチームのリーダーである齋藤健経産相は、3月の会見で、反アマゾン法を […] -
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第87回 岩手で初開催
先日、岩手県書店商業組合(玉山達徳理事長/東山堂)の通常総会に参加するため盛岡を訪れた。総会後、翌日から3日間にわたり開催される「こどもの本ブックフェア」の準備真っ最中のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)に足を運ん […] -
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第86回 お互いを知る
先日、図書館問題研究会の第70回全国大会に、第5分科会の「資料情報 図書館員だから本気で書店と出版業界を理解する!」の講師として参加するべく、茨城県日立市に伺った。 「書店・図書館等関係者における対話の場」以降、図書館と […] -
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第85回 書店から学校図書館へ
NPO法人読書の時間が提供する授業・ワークショップ形式の読書推進プログラム「読書の時間」と、その軸である「DNP子ども読書活動支援キット」をトーハン・日販を通じ、書店経由で学校図書館へ提供いただく準備を進めている。 キッ […] -
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第84回 子どもと本の出合いは今
出版文化産業振興財団(以下、JPIC)は、2022年度から、SDGsが謳う「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現をめざして、「本だなプロジェクト」を立ち上げ、子ども食堂や無料塾に本と本棚を寄贈し、子どもたちに […] -
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第83回 まだまだある本屋の役割
今年度は、公共図書館の様々な集まりで話をしてほしいという依頼が急増した。7月の図書館問題研究会による第70回全国大会茨城大会in日立の分科会「図書館員だから本気で書店と出版業界を理解する!」をスタートに、山形県新庄市や岩 […] -
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第82回 島で本を買う
GW明け、与那国島を訪れる機会をいただいた。与那国島は、南西諸島八重山列島の島で日本の最西端に位置する島であり、いわば国境の島である。「Dr.コトー診療所」のロケ地となった島として記憶されている方も多いのではないだろうか […] -
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第81回 本屋の役割
今朝の読書タイムは、未来屋書店さんが発行する、未来の読書家を育むための本と本屋の案内誌「みらいやの森通信」だった。 「未来の読書家を育む」ことを目的に、未来屋書店プレミアムサービスを開始するというお知らせが掲載されていた […] -
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第80回 今、必要な本
嬉しい出来事があった。穂高明『これからの誕生日』(双葉文庫)が刊行から10年経って重版され、再び読者に届けられるというお知らせがあったのだ。 本書の主人公は、バス事故から一人だけ生き残った千春という少女だ。当事者でない人 […] -
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第79回 「蔵と書」
スマホでなんでも手に入るこの時代に、紙の本にこだわり頁をめくる時間がもたらす価値とは何だろうか。本屋に関わる仕事しているにも関わらず、忙しさを言い訳に考えることを止めてしまっていた問いである。 大阪に生まれ名古屋で育った […] -
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第78回 書店振興PT発足に際して
ネット通販や電子書籍の普及などを背景に全国的に書店が減少するなか、3月5日に経済産業省は、地域の書店の振興に向けた部局横断のプロジェクトチームを立ち上げた。新たな支援策を検討していくことを発表し、まずは書店の現場から実態 […] -
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第77回 夢を語る人たち
梅田 蔦屋書店の店長であり、本屋博の仕掛け人でもある北田博充さんの8年ぶりの著書『本屋のミライとカタチ 新たな読者を創るために』(PHP研究所)の刊行を記念して2月22日に、六本木 蔦屋書店で「『これからの本屋』を面白く […]