-
失われた屋号を求めて
第25回 文芸誌で小説を読む
最近、文芸誌の読書会というものを始めた。2月発売の文芸誌から始めてまだ2回。つい先日、3月売りの文芸誌で開催したばかりなのに、もうそろそろ新しい号が出るという。 もともと熱心に文芸誌を買うタイプでなく、これまでも特集 […] -
本屋の新井です
第47回 営業時間の延長と短縮
小さな洋品店を営む知人が、どうにか売上げを伸ばせないかと頭を悩ませた末、営業時間の延長を試みたことがあったそうだ。店は2人でやっていたから、残業を交互にすれば、しばらくは続けられるだろう。値段を下げたり、広告を打ったり […] -
失われた屋号を求めて
第24回 あの日からの日常
2月の半ばに福島県沖を震源地とする地震があり、東京も大きく揺れた。本棚に詰めた本が次から次にバタバタと落ちる様を見ながら、あと5秒経ってもまだ揺れが収まらなければ本棚を押さえにいこう。そんなことを考えていた。 本当は […] -
本屋の新井です
第46回 原作本
日比谷コテージには、映画の原作本を集めたコーナーがある。映画館が近いこともあって、映像化帯の文庫がよく売れるのだ。 作家が紡いだ物語が、文字ではなく、映像になって多くの人に届く。そのなかには、原作があるのなら読んでみ […]