日本書籍出版協会と日本印刷産業連合会は6月24日、第57回「造本装幀コンクール」の入賞作品を発表した。文部科学大臣賞は『Je suis là ここにいるよ』(月とコンパス)、経済産業大臣賞は『心臓』(ふげん社)、東京都知事賞は『鍵のかかった文芸誌』(菊池拓哉)。その他、全22作品の入賞作品を選んだ。
今回は2023年初版発行の書籍を対象とし、185者327点の応募があった。入賞作品は国内での巡回展示のほか、ドイツ・ライプツィヒで25年2月に行われる「世界で最も美しい本コンクール」に日本代表として出品される。同年10月にはフランクフルト・ブックフェアで公開され、最終的に全出品作品(一部入手不可能なものを除く)が国立国会図書館の「原装保存コレクション」として収蔵される。
表彰式は9月30日、東京・千代田区の出版クラブビルで開催する予定。