日販グループホールディングスは5月30日、2023年度(23.4.1~24.3.31)の連結および日本出版販売単体の決算を発表した。
連結対象子会社35社を含めた日販GHDの売上高は4021億7100万円(前年比9.4%減)、営業損失は16億6100万円(前年は4億1700万円の損失)、経常損失は11億8000万円(前年は1億5800万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は49億3400万円(前年は2億1800万円の損失)だった。
海外・エンタメ事業は過去最高の経常利益を達成、雑貨事業も増収増益、小売事業も経常赤字から黒字化したが、取次事業の赤字に加え、同事業の事業構造改善費用などの特別損失を計上し、2期連続の最終赤字となった。
日販の売上高は3114億8800万円(前年比12.3%減)、営業損失は40億9400万円(前年は20億6700万円の損失)、経常損失は39億0500万円(前年は18億5600万円の損失)、当期純損失は55億7100万円(前年は22億9700万円の損失)。商材別には文具・雑貨で増収も、書籍・雑誌・コミック・その他開発品で減収。閉店や帳合変更の影響も受けた。