版元ドットコムとopenBDプロジェクト(版元ドットコム、カーリル)は、版元ドットコム会員以外の出版社に、書誌・書影の読者など第三者への利用承諾をお願いしている。このほど、版元ドットコムサイトで承諾申込受付ページを公開した。
同サイトでは昨年8月から、書籍の紹介ページに当該書籍の書誌・書影情報の読者などによる利用が可能か否かを表示している。版元ドットコム会員社と利用承諾のあった出版社の書誌・書影には「利用可」と表示し、それ以外の出版社については版元ドットコムで諾否できないとして「利用不可」と表示している。
ここで利用を承諾する「読者など」とは、同サイトによると「読者個人/著者/書店(員)/図書館/本をめぐるサービス開発者」。本の紹介や感想がホームページやブログ、SNSなどでしばしば発信される昨今、書誌・書影がそこに含まれることによって、より多くの人に、より深く当該書籍を知ってもらえるようにしたいとの考え。
出版社による利用承諾は、「発行全点に対する承諾」「Cコードやジャンルコードによる利用除外範囲の設定」「個別の本ごとに利用不可とすること」が可能。利用承諾の撤回も随時受け付ける。