■「新文化」最新号の1面特集は、【〝図書館ブックストア構想〟とは?/出版梓会理事長・下中美都氏(平凡社会長)に聞く】
図書館流通センター(TRC)が公共図書館で「本を販売する拠点づくり」を検討し始めた(本紙3月14日号で既報)。この構想は1月18日、平凡社の下中美都会長が出版梓会総会で理事長に新任し、その挨拶で「図書館で出会った本を、読者がすぐ買える仕組みができないものか?」と話したことが起点になった。その下中理事長に構想の背景を聞いた。(聞き手=本紙・丸島基和)
■最終面特集は、【出版NPO「本をたのしもう会」の活動と軌跡】
出版NPO「本をたのしもう会」は、多彩な知識人や文化人を招いて講演会を催し、読書推進を目的に講師の著作販売を行う市民団体である。2001年からほぼ毎年1回行う同会の運営・活動は、出版関係者らのボランティアが支えてきた。会を創設した岩波書店元専務で、88歳のいまも精神的支柱として意気軒昂な今井康之氏、長年事務方を担う婦人之友社広告宣伝部長の濱川香雅里氏に、その足跡や志を聞いた。(本紙・芦原真千子)