堀内副社長が縦読みの電子コミック、ウェブトゥーンなどを制作する㈱ノックトゥーン(東京・千代田区)に出資して副社長に就いた。昨年から書籍のプロモーション動画の制作や、他の出版社のコンテンツを集めたECサイトに注力する二見書房と協業させてマンガDX構想を進める。
ノックトゥーンは昨年8月、漫画家の手塚憲一氏が社長となって設立。日本の名作といわれる著名なマンガのリブート作品を手がけながら、オリジナル作品の制作のほか、新人マンガ作家や原作者の育成にも注力。「マドンナメイト文庫」や「二見サラ文庫」(いずれも二見書房)のコミカライズや、音楽会社のプロモーションも手がける。手塚社長の妻でノックトゥーンの株主でもある手塚るみ子氏は父・手塚治虫氏が描いた作品『どろろ』をフルカラーのウェブトゥーンにリメイクして、メディアドゥから配信。後世、多くの読者に読み継いでもらいたいという思いに堀内氏が賛同し、同社の株主になった。