今年7月に採用品やマルチメディアを在庫管理する「三芳センター」(埼玉・入間郡)を、2024年12月に雑誌(週刊誌含む)発送業務を手がける「川口センター」(仮称、同・川口市)の新規物流2拠点を開設する。これらの計画を軸に新たな物流高度化計画をスタートした。
トーハンは中期経営計画「REBORN」において、物流拠点の再編計画を進めてきた。19年5月、新刊書籍を発送する「和光センター」(埼玉・和光市)を設置。20年11月には日本出版販売と協業して、「トーハン東京ロジスティックスセンター」(同・加須市)で行っていた雑誌返品業務を出版共同流通の蓮田センター(同・蓮田市)に統合。22年3月、大日本印刷と協業して桶川SRC(同・桶川市)を構築している。
その第2ステージとして、東京ロジスティックスセンターの売却を決め、残存していた倉庫機能を新たな拠点に移管する。また、雑誌発送拠点の「西台雑誌センター」(東京・板橋区)と「戸田センター」〔埼玉・戸田市〕の2拠点を廃止して、西台の社用地の収益化を図ると同時に、雑誌発送拠点として「川口センター」を新設する。
7月時点の主要物流センターの構成は、【書籍新刊の発送】=和光センター、【書籍の注文対応および返品】=桶川センター、【雑誌の新刊発送】=西台雑誌センター、戸田センター、上尾センター、【採用品、マルチメディア、図書館】=三芳センターとなる。25年3月に、西台センターと戸田センターを川口センターに統合する予定。