■「新文化」最新号の1面特集は、【「本を売ることにこだわる」/紀伊國屋書店代表取締役会長・高井昌史氏、代表取締役社長・藤則幸男氏に聞く】
紀伊國屋書店は昨年、連結決算における過去最高売上高と最高益を達成した。売上高は1300億円を突破し、経常利益46億8000万円、最終利益約31億円を計上した。「本に徹する」という基本方針を貫き、連結決算で3期連続の増収増益を達成した。昨年11月の株主総会で代表取締役会長に就いた高井昌史氏は書店界全体の安定した運営基盤の整備に着手し、6代目社長に就いた藤則幸男氏は3つのスローガンを掲げながら同社100周年に向けて、連結売上高1500億円、経常利益50億円という大きな目標を本紙に発表した。(聞き手=本紙・丸島基和)
■最終面特集は、【東日本大震災を乗り越えて…、個性的企画と品揃えで注目/未来屋書店石巻店(宮城・石巻市)】
イオンモール石巻(宮城・石巻市)内にオープンした未来屋書店石巻店は児童書、コミックに力を入れる一方で、文芸、人文の品揃えで注目される。また、新型コロナウイルス禍では「#GoTo読書」フェアの発信地となった。東日本大震災からの復興を経て独自の個性を磨き上げてきた同店の現状について、広報担当の雁部恵氏、文芸・人文担当の恵比志奈緒氏に聞いた。(南陀楼綾繁)