日本出版販売は11月10日、「出版物販売額の実態2023」を発行した。それによると、22年度の出版物販売額は1兆4020億円(前年比3.1%減)。ルート別では、「書店」8157億円(同2.2%減)、「CVS」933億円(同20.4%減)、「インターネット」2872億円(同2.3%増)、「その他取次経由」349億円(同5.9%減)、「出版社直販」1708億円(同3.9%減)だった。
読者と本の接点であるタッチポイント別の市場規模上位3位は、「書店」(構成比36.7%)、「電子出版物」6670億円(同30.0%)、「インターネット」(同12.9%)。
構成比の前年差は、「書店」が1.8ポイント減少した一方で、「電子出版物」が3.7ポイント増加。「インターネット」は前年と同率だった。
1人あたりの年間購入額は、「書店」6663円(前年比1.6%減)、「電子出版物」5448円(同17.9%増)、「インターネット」2346円(同3.0%増)。
1人あたりの年間購入冊数は、「書店」6.3冊(同3.3%減)、「インターネット」2.0冊(同1.0%増)。図書館における1人あたりの年間貸出し冊数は5.3冊(同14.8%増)。
その他、都市別の出版物販売額などを収載した。なお、昨年度から紙の発行を中止し、電子版(PDF版)に移行。さらに今年から、Excel版の発行に変更している。頒価本体1400円。購入はHonya Club.comから。