日本出版販売は2025年2月末日で、ファミリーマートとローソン約3万1000店舗の配送を取りやめる。大手コンビニ2社の出版配送はトーハンが受け継ぐ。日販のコンビニ部門における売上げは10年前から約3分の1の規模に縮小、書籍・雑誌の返品率は50%を超えて赤字が続いていた。日販では昨年末から今年1月にかけて、このコンビニ配送中止の件を大手出版社に〝相談〟しており、雑誌系出版社の間で問題視していた。
日販によると、現在取引するセイコーマートやポプラなどの配送については「継続するかは検討中」だという。