光文社、増収損失決算 43年ぶり講談社グループから代表取締役選任

8月30日、東京・文京区の講談社本社で株主総会および取締役会を行い、第79期(2022.6.1~23.5.31)決算を承認、役員人事を決めた。総売上高は179億6800万円(前年比5.5%増)で2期連続の増収。経常損失は7億3400万円(前年は16億3200万円の損失)、当期純損失は4億9300万円(同12億0400万円の損失)となった。損失額は大幅に圧縮された。
役員人事では、第一通信社の社長だった巴一寿氏(60)が代表取締役社長に新任。巴氏は8月30日付で講談社の取締役に新任しており、1980年まで務めた小保方宇三郎氏以来、43年ぶりに講談社から代表取締役が選任された。また、烏山公夫常務が代表取締役副社長に昇任。講談社グループ・KPSプロダクツ取締役の吉村浩氏が取締役に新任した。武田真士男社長、常務の古谷俊勝氏と佐藤均氏は退任。武田氏は会長に、古谷氏と佐藤氏は顧問に就いた。