■「新文化」最新号の1面特集は、【中小書店の「インボイス」対策/免税事業者との取引に苦慮/水野書店、高久書店、本のあるところajiro】
10月から導入される消費税のインボイス(適格請求書)制度が、出版社だけでなく、一部の書店でも影響を及ぼしそうだ。経理業務を担う従業員のほか、ZINEやリトルプレスを販売している書店では、仕入れする取引先との確認事項が進まない。水野書店(さいたま・岩槻区)、高久書店(静岡・掛川市)、「本のあるところajiro」(福岡・中央区)を運営する書肆侃侃房などの現状を取材した。(本紙・三浦俊介)
■最終面特集は、【「平和の尊さ」語り継ぐ出版活動/戦争児童文学柱に創業104年「金の星社」(東京・台東区)】
金の星社(東京・台東区)は、約160万部を発行する「かわいそうなぞう」をはじめ、戦時下を描いた絵本や児童書を世に送り出してきた。創業104年、戦火をくぐり抜けた出版社として、終戦から80年が経とうとする現在も、戦争と平和に関する作品を後世に伝えるために力を尽くす。その軌跡を追った。(本紙・勝本育実)