日販グループホールディングスは7月24日、「日販グループESGレポート2023」を発行。グループを挙げて推進する環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の各取組みについて進捗を報告した。
環境面では、30年度目標を20年度比で「出版流通に係るCO2排出量」26%減(2万1000トンの削減)、「返品冊数」68%減(2億5000万冊の削減)と設定。グループのCO2総排出量の64%が出版流通に係る部分であることから、まずはこの目標を達成することが、結果として業界全体に貢献できるものとしている。
目標達成のための返品率は15%以下という。また、グループのCO2排出量を、30年度までに実質ゼロとする目標も掲げている。
22年度の実績は、20年度比で「出版流通に係るCO2排出量」15%減、「グループCO2排出量」14%減、「輸送配送のCO2排出量」14%減だった。