2020年7月末日に一旦店舗を閉じていた南天堂書房(東京・文京区)が7月14日、改装して3年ぶりに復活した。この3年間は教科書などの外商を続けていたが、リアル店舗として再出店。顔なじみの地元住民からは「町の本屋さんが戻ってきてくれて嬉しい」「待っていました」などの声が寄せられている。
同店は売場面積25坪の総合書店だ。代表取締役の奥村麻理氏は「以前のように老若男女、町の皆さんが寄ってくださる店にしたかった」という。軒先にある看板は、白地に黒の筆文字で書かれた当時と同じデザインで制作された。会計カウンターを店内中央に配置し、どこからでも客に声をかけられ、店内奥に入居する学研教室やカワイ音楽教室に通う子どもたちの様子も視認できるようにした。
写真=中央に配置されたカウンターは、客とのコミュニケーションをとる場になっている