全国万引犯罪防止機構は6月13日、東京・千代田区の主婦会館で、2023年度の通常総会を開催。22年度の事業・収支決算報告と、23年度の事業・収支決算計画を承認し、各委員会の活動報告を行った。
東京・渋谷区の3書店で実施してきた、顔認証カメラで撮影した犯人情報を共有する「渋谷書店万引対策共同プロジェクト(渋谷プロジェクト)」の第3期(21年8月〜22年7月)の実績は、登録人数51人(前年差6人増)、事案数68件(同4件減)、再来店数17件(同11件減)、再来店率25.0%(同13.9ポイント減)、抑止数6人(同15人減)、捕捉数24人(同13人増)。
竹花豊理事長(写真)は渋谷プロジェクトについて、「私がこれまで実施してきた万引対策のなかで、最も具体的な成果をあげた施策。多くの事業者に取り組んでもらいたい」と手ごたえを伝えた。