11月24日、連結中間決算(2021.4.1~同9.30)の概要を発表。売上高は2130億4100万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は11億2600万円(同43.7%減)、経常利益は11億1900万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は4億7800万円(同52.8%減)で、増収減益となった。トーハン単体の取次事業は黒字化したものの、書店系子会社の店頭は昨年の巣ごもり需要の反動から苦戦した。
トーハン単体では、売上高1994億9800万円(同10.1%増)、営業利益5億0200万円(同73.7%減)、経常利益9億5200万円(同77.2%増)、中間純利益2億7100万円(同70.6%減)。5月に帳合書店となった丸善ジュンク堂書店が売上げを押し上げたほか、人件費を含む一般管理費の削減、出版社からの運賃協力金の増加により経常利益ベースでは増益。特別損失に旧本社、旧大阪支店の固定資産除却損を計上し、中間純利益は減益となった。