5月16日、山形・天童市にあるTENDO八文字屋に「ロボット社員」が入社した。ロボット本体に搭載されたディスプレイには、同店が勧める商品や各種イベント情報が映し出され、店内を回遊。店内にいる子どもだけでなく、大人たちの目を惹きつけている。
ロボットは「店内を回遊するルート」「〝歩く〟スピード」、「流れる音楽」「ディスプレイに表示される画像」などが設定できる。現在、ロボットが勧める本は「本屋大賞2023」の受賞作である凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)と柴田ケイコ『フライパンダ』(ポプラ社)。八文字屋の五十嵐勇大副社長は「ほとんどのお客様がロボット社員に目を向けてくれる。その販促力は、ポスターやPOPよりも効果がありそう」と話す。
写真=初心者マークを付けたロボット社員