4月12日、同賞実行委員会が発表した。凪良氏は2020年の『流浪の月』(東京創元社)以来、3年ぶり2度目の受賞となった。
発表会には4年ぶりに全国の書店員のほか、出版社・メディア関係者などが参集。434人が出席した。凪良氏はスピーチで、2020年の発表会はコロナ禍による緊急事態宣言下で行われ、会場に出向くことすらできなかったと振り返り、「今日再び、この場に受賞者として立てることが夢のように嬉しい」と声を震わせつつ語った。
「本屋大賞」翻訳小説部門1位はC・ウィタカー『われら闇より天を見る』(早川書房)、発掘部門「超発掘本!」は田辺聖子『おちくぼ姫』(KADOKAWA)が選ばれた。
写真=凪良ゆう氏