八重洲BCの山﨑厚男社長、「(本店は)2028年度、必ず帰ってきます」

八重洲ブックセンターが3月31日午後8時過ぎに閉店して、44年間にわたる歴史に一端幕を閉じた。最終日の当日は夕刻から来店者が押し寄せ、レジを待つ客の列は一時、70~80メートルもわたった。6時半ごろから入場規制を強いられた。
午後8時20分から始まったセレモニーでは、木本高広店長が感謝の意を述べ、作家・東野圭吾氏のメッセージも紹介された。作家・北方謙三氏も駆けつけて、エールを贈った。山﨑厚男社長は作家、出版社、取次・印刷・製本・運輸会社、従業員、諸先輩に感謝の気持ちを表し、「28年度、素晴らしい書店にして必ず返ってきます」と力強く話した。八重洲のビル街に大きな拍手が鳴り響いた。
現在はチェーン8店舗を営業、仮店舗の開設を検討している。

写真=感謝の言葉を重ねた山﨑厚男社長