10月から来春にかけて、書籍の発売前に音声版を配信する「オーディオファースト」を展開する考えだ。小学館、新潮社、実業之日本社、講談社、幻冬舎の5社と国内外の作家13人の協力のもと、新たな市場を探っていく。「オーディオファースト」はオーディブル独自の取組み。昨年の川上未映子「春のこわいもの」(新潮社)で初めて実現した。
小学館は、1つのテーマをもとに村田沙耶香氏やチョン・セラン氏など、アジアの作家9氏がまとめた短編集をまとめてオーディオファーストに挑む。新潮社は三浦しをん氏の「墨のゆらめき」、実業之日本社は相場英雄氏、講談社は西尾維新氏、幻冬舎は汐見夏衛氏の作品を配信する。