7月20日、日本文学振興会は第167回「芥川龍之介賞」には高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」(講談社/「群像」1月号)を、同「直木三十五賞」には窪美澄『夜に星を放つ』(文藝春秋)を選出した。「芥川賞」は第165回から3回連続で「群像」掲載作品が受賞している。
高瀬氏は2度目、窪氏は3度目のノミネートでの受賞となった。記者会見で、高瀬氏は「芥川賞は新人に与えられる賞。『これからも頑張れ』という意味で受賞させてもらったと思う。書き続けていきたい。」と展望を語った。窪氏は44歳でデビューした自身の人生を振り返り「もし神様みたいな人がいるとしたら、なかなか粋なことをやるじゃんって言いたい」と喜びを表した。
写真は、窪氏(左)と高瀬氏 (写真提供:日本文学振興会)