丸善仙台アエル店(仙台・青葉区)の書店員である佐藤厚志氏が「荒地の家族」(「新潮」2022年12月号)で第168回「芥川龍之介賞」を受賞したことを受け、丸善ジュンク堂書店の中川清貴社長と丸善仙台アエル店の石原聖店長が、それぞれ祝辞を発表した。
中川社長は「佐藤さんが、日ごろは当社の書店で数多くの書籍や雑誌を読者にお届けしつつ、作家としてはこのような素晴らしい作品を生み出し、権威ある文学賞に選ばれたことは、同じ書店人としてたいへん大きな喜び」とコメント。
石原店長は、「同僚としてこれほど嬉しいことはありません。厚志さんの描く風景、心情描写、いずれも、目の前にありありと浮かんで来るようです。日頃仕事に打ち込んでおられる様子から大変勤勉な方だとお見受けしておりましたが、その上に、隠れた努力、一流に達する努力をして来られたことに深い驚きと敬意を感じます」と賛辞をおくっている。
丸善ジュンク堂書店グループの一部を除く各店では、1月22日まで受賞記念キャンペーンを実施。レジでの会計時に「佐藤さん、芥川賞受賞おめでとうございます」と声がけするか、キャンペーン画像を提示すると、会計対象の書籍に付与されるhontoポイントが5倍になる。グループを挙げて受賞を祝っている。