講談社、小学館、集英社と丸紅、丸紅フォレストリンクスの5社は3月11日、新会社「㈱PubteX」(パブテックス)を設立した。「AI等を活用した出版物の発行・配本最適化ソリューション事業」と「RFIDソリューション事業」を手がける。5社の出資比率は丸紅34.8%、他の4社が各16.3%。資本金は非公開。
パブテックスの代表取締役社長に丸紅の情報・不動産本部本部長付部長で、このたび物流企画営業部から出向した永井直彦氏が、取締役会長に小学館専務の相賀信宏氏が就いた。社員数は「株主からの出向者を中心に、4月時点で10人程度」となる見込み。
来年夏をめどにRFIDの機能やサービスを研究し、公開するためのショールーム(ラボ)をパブテックスの社内に設置する。出版社や取次会社、書店関係者に来場してもらい、RFIDを普及させていく。印刷・製本会社なども含めて関係者の理解を求め、連携を深めていく。