講談社、小学館、集英社、KADOKAWAの大手4社は2月1日、東京地裁において、米国のIT企業・クラウドフレア社を民事で提訴した。多くの海賊版サイトにコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)サービスを提供する同社に、海賊版コンテンツの公衆送信・複製の差し止めと、各社1作品・計4作品の被害総額の一部として算出された4億6000万円の損害賠償を求めた。
原告の出版社4社はこれまで、著作権侵害が明らかな海賊版サイトを具体的に示し、侵害されたコンテンツの一時的複製や公衆送信の停止、および海賊版サイト運営者との契約解除を再三にわたり求めてきたが、満足の得られる対策や説明はなく、今回の措置となった。