首都圏、関西、東海エリアの書店21法人で組織する悠々会は1月14日、都内のホテルで2年ぶりに「新年会」を開催した。同会の高井昌史会長(紀伊國屋書店)ほか、業界4団体のトップがそれぞれに現状と今後取り組むべき方向性を示した。当日は新型コロナウイルス感染予防対策により2部制とし、着席様式で酒類の提供も自粛した。
高井会長は、取次会社の輸配送、書店員への待遇改善、図書館や教育現場でのデジタル化、海賊版違法サイトなどの課題や問題にも触れ、読者の購買行動が変わるなかで、「業界3者がビジネスモデルを変えなければいけない」と話した。第1部、第2部とも約35分で散会した。