全国出版協会・出版科学研究所は2月25日、2024年1〜12月期累計のコミック市場を7043億円(前年比1.5%増)と発表した。電子コミックが牽引し、7年連続のプラス成長となった。内訳は、紙のコミックスとコミック誌を合わせた推定販売金額が1921億円(同8.8%減)、電子コミックが5122億円(同6.0%増)。
紙のコミック市場の内訳は、コミックスが1472億円(同8.6%減)、コミック誌が449億円(同9.7%減)。紙のコミックスはコロナ禍の巣ごもり需要の終息後、3年連続の大幅マイナス。コミック誌も雑誌数が減少し、連載がウェブにシフトしている。
詳細は「季刊 出版指標」2025年春号(4月25日発売)で発表するとしている。