■「新文化」最新号の1面特集は、【出版企画し増売する書店人/平惣(徳島)書籍部・八百原勝部長の取組み】
本を増売するためには、書店員の協力が不可欠だ。SNSの発信や推薦帯、手書きのオリジナルPOP作成やタイトルを隠したカバーを巻いて販売するなど、様々なアイデアを生み出しているが、平惣(徳島)・書籍部の八百原勝部長は近年、著者・出版社と企画から関わり、増売している。絵本『オレは「最強」だったから』と『ボクは「弱虫」だったから』(いずれも潮出版社)を事例に、どのような経緯で企画が成り立ってきたかを語ってくれた。(文責=本紙・三浦俊介)
■最終面特集は、【地域に根ざした出版活動40年/「創風社出版」(愛媛・松山市)代表・大早友章氏】
1985年に創業した創風社出版が今年、40周年を迎えた。愛媛・松山市で喫茶店を営んでいた夫婦が、そこで出会った著者たちとの縁を財産に、地域の文学、歴史、社会に関する本を出し続けてきた。近年では、最初の単行本『絵日記 丸山住宅ものがたり』の著者・神山恭昭氏がドキュメンタリー映画の主人公になったことでも注目されている。独自のペースで本づくりを続けることができた理由を、代表の大早友章氏と直美氏夫妻に聞いた。(南陀楼綾繁)