第13回「書店大商談会」5年ぶりに大規模開催、「やはり商談を行いたい」との声に応えて

第13回「書店大商談会」(主催=同実行委員会)が10月30日、東京・千代田区の科学技術館で開催された。出版社などが161ブースを出展した。
商談会形式での開催は2022年以来2年ぶりで、大型会場での開催はコロナ禍前である19年以来5年ぶり。久しぶりの大規模開催に、多くの業界人で賑わった。
「書店大商談会」は19年に東京・文京区の東京ドーム・プリズムホールで開催して以来、20・21年はコロナ禍で中止。第11回(22年)は出版クラブビル(同・千代田区)で従来よりも規模を縮小して開催し、第12回(23年)は講演会形式にシフトしていた。
矢幡秀治実行委員長(真光書店)は、「第11回はコロナ禍の影響もあって集客が思わしくなかった。そこで第12回は商談会形式での開催を見送ったが、やはり商談を行いたいという声が書店や出版社から多くあったため、商談会を復活させた」と経緯を説明した。
来場してアンケートに回答した書店員には、図書カード2000円分を進呈した。実行委によると商談成立金額は集計中で、公表するかは「検討する」としている。

写真=名刺交換をする人で賑わう会場