2000年から02年にかけて刊行した『日本国語大辞典 第二版』(全13巻+別巻)を30年ぶりに大改訂する。小学館110周年を迎える2032年から第三版デジタル版を段階的に公開。34年から書籍版を発売する。3000人以上の識者により、40年以上の歳月を費やして刊行した第二版。100万の用例を採集した日本唯一の大型辞典のデータを、クラウド上で様々な分野の専門部会などと共有し、編集支援システムや自動組版の仕組みを構築して辞典の作り方を変える。
7月25日に行われた「新企画発表会」で発表した。8年後の企画がプレゼンされたのは極めて異例。相賀信宏社長は「日本語を残していく大切な作品」と話した。