インプレスは7月23日、2023年度の電子書籍市場規模の推計値を6449億円(前年比7.0%増)と発表した。
2年連続で一桁台の増加率となった。昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、生活者の余暇の過ごし方が多様化するなか、同社はコロナ禍以降の特需は完全になくなったと分析。ただし、28年度には8000億円まで成長すると予測している。
23年度の電子書籍市場のうち、コミックは5647億円(同8.6%増)、文字ものなど(文芸書・実用書・写真集など)が593億円(同1.3%減)、雑誌が209億円(同7.5%減)。
詳細は「電子書籍ビジネス調査報告書2024」(7月25日発売)に掲載している。