『三千円の使いかた』(中公文庫)、ドラマ化で加速 80万部突破

中央公論新社が刊行する原田ひ香『三千円の使いかた』(中公文庫)が81万3000部(22刷)となった。単行本は2万4800部(7刷)。電子版と合わせて約86万部。1月7日から同書を原作にした連続テレビドラマ「三千円の使いかた」(フジTV系)の放送が始まり、売行きが加速。書店注文が相次いでいる。同ドラマの視聴率は1話が関東で3.2%、関西で5.8%、2話もほぼ同じ水準で、午後11時半枠では異例の高さだという。
また、昨年11月に発売した磯田道史『日本史を暴く』(中公新書)も約3カ月で16万部(4刷)を発行。
「中公文庫」と「中公新書」が好調で、社内の士気が高まっている。