金文会、4年ぶり新年互例会 白石会長、出版社に報奨金を要請

1月15日、福岡・筑紫野市の大丸別荘で4年ぶりに新年互例会を開催した。会員書店の他、出版社やトーハン関係者など約100人の出席者が新年を祝った。
白石隆之会長(白石書店)は書店の後継者問題について「今、子どもたちが後を継ぎたいと言ってくれるような会社にしておかないと間に合わない」と問題意識を提示。出版社に対しては報奨金の提供を求め、データ取次会社であるKネットサービスを契約・支払いの窓口としていく意向を示した。
昨年は会員書店の外商部の販売データを集計・提供できるようにしたとも報告。「金文会は販売集団としてこれからも活動していく」と力を込めた。
1914年1月の発足から、110周年を迎えた同会。「金文会百十年誌」を制作し、参加者に配布した。

写真=白石会長