トーハンと㈱Nebraskaは、「MUJIN書店」の導入店舗拡大や新業態開発に向けた取組みを継続することで合意し、8月31日に資本業務提携契約を締結した。
両社は山下書店世田谷店(東京・世田谷区)において、Nebraskaが開発した無人営業化ソリューション「MUJIN書店」の実証実験を行ってきた。3月20日から7月31日まで。午前10時から午後7時までは有人で営業し、午後7時から翌午前10時までを無人営業時間とした。
その結果、対象期間の売上前年同期比は6.6%増と伸長。全国動向に比べ12.1ポイント高い結果となった。また、販売管理費は同7.9%減、売上高対営業利益率は4.2ポイント増加と、利益面でも改善効果があった。
同店は8月1日以降、「MUJIN書店」の正式運用へ移行した。11月にはメディアライン曙橋店(同・新宿)にも「MUJIN書店」を導入するほか、年度内に複数店舗への導入を予定している。
写真=山下書店世田谷店