4月10日、松信健太郎社長東京・千代田区の出版クラブビルで講演会を行い、170人の業界関係者が押し寄せた。同社の売上高は直近10年間で500億円を維持しているが、「本」の売上げ占有率はかつての約50%から36%台に減少。店売事業部は8期連続で営業赤字であると明かした。
「複合化」「目的地化」「ファンづくり」を柱に、様々な革命的変革を行ってきたが、「出版市場がシュリンクするスピードに追いつかない」と話した。返品による経済損失が2400億円(PubteX調べ)といわれるなかで、「ムダをなくし、全国の書店が継続して営業できるよう、一緒に考えていきたい」と訴えた。