10月20日の発売からわずか12日間で発行部数を20万部(電子版含む)まで伸ばしている。小説に音楽とYouTubeを掛け合わせた同書は、子どもや10代から70代まで幅広い年代に注目を集め、発売前から書店の予約が殺到。発売後も一部の書店では、著者の雨穴氏の巨大ポスターが貼られたり、担当者が独自で同氏の人形をつくるなど、大々的な展開を行っている。同社では、さらなる増売を図るため、店頭陳列コンクールを企画しているという。
雨穴氏は、ホラーな作風を得意とする覆面YouTuber兼小説家。同氏のYouTubeの登録者は70万人を超える。昨年7月に『変な家』(飛鳥新社)を上梓。同書は30万部を突破し、多くの出版社が次世代を担う小説家のひとりとして注目していた。現在、複数の映像会社から映像化や、海外翻訳出版のオファーがあるという。
写真=雨穴氏