トーハン、大幅減収で赤字決算に
11月28日、2022年度連結中間(2022.4.1~同9.30)決算の概要を発表した。連結子会社26社の連結売上高は1913億8300万円(前年同期比10・2%減)、営業損失は7億4300万円(前年は11億2600万円の利益)、経常損失は6億4100万円(前年は11億1900万円の利益)、親会社に帰属する中間純損失は9億5700万円(前年は4億7800万円の利益)。「トーハン」と「書店系10社」の売上高が大幅に減収となり、赤字になった。
トーハン単体の売上高は1786億7300万円(同10.5%減)で、営業損失は9億6100万円(前年は5億0200万円の利益)、経常損失は5億5000万円(前年は9億5200万円の利益)、中間純損失は6億2000万円(前年は2億7100万円の利益)。
「書籍」「雑誌」「コミック」「マルチメディア」の全4部門で売上げが減少した。送品金額を7.1%抑制したが、1キログラムの運賃単価は上昇、運賃と送品委託料は高止まりしている。
会見に臨んだ同社の小野晴輝専務は、直近の11月期の書店POS売上げが前年実績を上回り、新刊の単価も上昇、丸善ジュンク堂書店の取引一本化などを要因に挙げて、「通期で黒字を目指す」と話した。
【2022年11月28日更新】
トーハン決算、増収も最終赤字に
5月31日、2022年3月期(21.4.1~22.3.31)決算と役員人事を発表。同社は当期から収益認識会計基準を適用。従来、営業外費用だった「売上割引」を売上高から差し引くなどの変更がある。
連結対象子会社27社を含めた連結決算の売上高は4281億5100万円(前年比0.8%増)。営業利益は12億7900万円(同68.3%減)、経常利益は11億7700万円(同30.0%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は16億4800万円(前年は5億7600万円の利益)。
トーハン単体の売上高は4013億0900万円(同0.5%増)。書店の新規取引拡大により増収。営業利益は6800万円(同98.1%減)、経常利益は8億3600万円(同172.6%増)、当期純損失は17億2900万円(前年は2700万円の黒字)。
特別損失においては、メディアドゥの株価に伴う「投資有価証券評価損」で16億8500万円、旧本社などの「固定資産除却損」で11億2100万円を計上。これらが影響して当期純損失を計上した。
役員人事は齊藤貴取締役が常務に昇任、青木亮二執行役員が取締役に新任。山下康治氏が監査役に新任、監査役の本川幸史氏は退任。6月29日開催の株主総会および取締役会で正式に決まる予定。
【2022年6月1日更新】
トーハン21年度決算、増収減益見込み 3年ぶり全国トーハン会代表者総会で発表
5月10日と同17日、東京・新宿区の本社で2022年度の全国トーハン会代表者総会を開催した。全社方針の説明に立った近藤敏貴社長は21年度の実績予想について、単体売上げは4035億円(前年比0.9%増)、返品率は36.5%(前年差プラス0.3ポイント)で、連結・単体ともに増収減益見込みと発表した。
一方で、ブックファースト・八重洲ブックセンターと出版社8社によるマーケットイン型販売契約における21年4月~22年2月の実績は、POS前年比1.7%増(対象店舗全体との実績差プラス5.6ポイント)、実売率75.0%(同プラス5.5ポイント)、返品率22.4%(同マイナス10.2ポイント)で、施策効果が確実に表れていると強調した。
また、丸紅と大手出版社が設立した「PubteX」に言及。「敵ではなく、持続可能な出版流通を目指すパートナーととらえている。取次会社の流通を活用してもらうため、付加価値を高めていく」と話した。
さらに、多くの業界団体が乱立している現状に触れ、自身が理事長を務める出版文化産業振興財団が、業界を横断する団体として「業界を1チームにまとめる」意向を示した。
19年以来3年ぶりの開催となった今回の総会は、10日に東日本・首都圏エリア、17日に東海近畿・西日本エリアに分けて実施した。
【2022年5月19日更新】
トーハンの連結中間決算、増収減益に
11月24日、連結中間決算(2021.4.1~同9.30)の概要を発表。売上高は2130億4100万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は11億2600万円(同43.7%減)、経常利益は11億1900万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は4億7800万円(同52.8%減)で、増収減益となった。トーハン単体の取次事業は黒字化したものの、書店系子会社の店頭は昨年の巣ごもり需要の反動から苦戦した。
トーハン単体では、売上高1994億9800万円(同10.1%増)、営業利益5億0200万円(同73.7%減)、経常利益9億5200万円(同77.2%増)、中間純利益2億7100万円(同70.6%減)。5月に帳合書店となった丸善ジュンク堂書店が売上げを押し上げたほか、人件費を含む一般管理費の削減、出版社からの運賃協力金の増加により経常利益ベースでは増益。特別損失に旧本社、旧大阪支店の固定資産除却損を計上し、中間純利益は減益となった。
【2021年11月24日更新】
トーハン、連結・単体ともに増収増益
5月31日、2020年度3月期(20.4.1~21.3.31)決算の概要を発表した。連結決算の売上高は4245億0600万円(前年比3.9%増)で7期ぶりの増収。営業利益は40億3300万円(同205.7%増)、経常利益は16億8000万円(前年は14億5700万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億7600万円(前年は59億8500万円の損失)。
トーハン単体の売上高は3990億2200万円(前年比4.0%増)、営業利益は35億9300万円(同81.8%増)、経常利益は3億0600万円(前年は4億7200万円の損失)、当期純利益は2700万円(前年は55億9200万円の損失)。ただし、トーハン単体の「出版流通事業」の経常損失は11億2000万円で、前年に続いて赤字となっている。
役員人事は、堀内洋一取締役が常務に昇任。池邉友彦執行役員が取締役に、柴野京子氏(上智大学准教授)が社外取締役に新任する。藤原敏晴常務と監査役の吉田尚郎氏は退任。藤原氏は監査役に新任する。総務人事部長の木原篤氏が執行役員に就く。6月29日開催の株主総会及び取締役会で承認される予定。
【2021年5月31日更新】
トーハン、連結・単体決算ともに増収増益の見通し
5月10日、トーハンの近藤敏貴社長がオンライン動画「トーハン施策説明会2021」で、20年度3月期決算の速報値を発表した。単体の売上高は約3990億円(前年比4.0%増)で増収。返品率は36.2%で前年より3.4ポイント改善。利益面でも前年実績を上回る見通し。しかし、単体の取次事業は11億2000万円の赤字。物流コストが前年より10億5000万円上昇、雑誌の流通量も約10%減少した。
5カ年の中期経営計画「REBORN」は今年で3期目。5月10日に新本社での営業が始まり、デジタル領域の挑戦も始まる。経営計画は新局面を迎える21年度を「第2の創業期」と位置づけ、本業の復活と事業領域の拡大に意欲をみせた。
【2021年5月13日更新】
トーハン中間決算、2006年以来の増収増益に
11月17日、2020年度上半期(R2.4.1~同.9.30)決算の概要を発表。連結の売上高は1942億9500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は19億9800万円(同226.2%増)、経常利益は11億4200万円(前年は2億7000万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益は10億1100万円(前年は2億0500万円の損失)で、06年度以来の増収増益決算に。
トーハン単体の売上高は1811億8400万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は19億0700万円(同36.0%増)、経常利益は5億3700万円(同90.6%増)、中間純利益は9億2100万円(同1464.4%増)で、連結決算と同様に06年度以来の増収増益を果たした。
【2020年11月18日更新】
トーハン決算、創業以来初の経常赤字
5月29日、取締役会を行い、第73期(19.4.1~20.3.31)の単体・連結決算を承認。同日午後にその概要を発表した。
単体決算の売上高は3834億8900万円(前年比3.5%減)、営業利益19億7600万円(同53.8%減)、経常損失4億7200万円(前年は21億3900万円の利益)、当期純損失55億9200万円(前年は6億5200万円の利益)。
経常損失の概況を事業別にみると、「取次事業」が19億9200万円の損失、「不動産事業」が13億5200万円の利益、「新規事業」が1億1200万円の損失、「株式配当金」が2億7700万円の利益。
連結決算の売上高は4082億4900万円(同2.1%減)、営業利益は13億1900万円(同66.1%減)、経常損失は14億5700万円(前年は18億1900万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は59億8500万円(前年は5億3100万円の利益)。
13社ある「書店系子会社」の売上高は約590億円。期中の新規店は6店、閉店は22店で、期末の店舗数は286店。
【2020年6月1日更新】
トーハン、中間決算は減収減益に
11月20日、第73期上半期(H31.4.1~R1.9.30)決算の概要を発表。連結対象子会社を16社から28社に拡大した。連結売上高は1896億3000万円(前年同期比1.2%減)。営業利益6億1200万円(同62.9%減)、経常損失2億7000万円(前年は5億5700万円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失2億0500万円(同8600万円の利益)。中間赤字を計上したのは2000年以来、19年ぶり。
「物流系子会社」4社のうち3社が赤字。「書店系子会社」では13社のうち9社が赤字。9月末時点の店舗数は296店。
トーハン単体の売上高は1779億8400万円(同2.9%減)、営業利益14億0200万円(同32.8%減)、経常利益2億8100万円(同71.1%減)、中間純利益5800万円(同91.5%減)。
減収減益になったものの、概ね中期経営計画に沿った水準で推移しており、効率販売の成果が出ているという。
【2019年11月21日更新】
トーハン、2年連続の減収減益決算
5月31日、第72期(H30.4.1~同31.3.31)決算概況を発表。単体の売上高は3971億6000万円(前年比7.1%減)。利益面は物流経費が増加したことが影響して、営業利益42億7200万円(同15.2%減)、経常利益21億3900万円(同29.0%減)。当期純利益6億5200万円(同64.2%減)。
連結対象子会社16社を含む連結決算は、「物流関連4社と直営書店7社の対象子会社が厳しい状況」(小野晴輝専務)。連結売上高は4166億4000万円(同6.2%減)、営業利益は38億8700万円(同12.7%減)、経常利益18億1900万円(同24.7%減)。親会社株主に帰属する当期純利益は5億3100万円(同30.0%減)。
役員人事は、6月27日付で栃木裕史常務と森岡憲司取締役が退任。高田聡氏(経営戦略部部長)と池邉友彦氏(特販首都圏支社副支社長兼特販第二部長)が執行役員に就く。6月27日に行われる株主総会で承認される見通し。
【2019年6月3日更新】
トーハン中間決算、単体売上高は9.2%減に
11月22日、第72期(H30.4.1~同9.30)中間決算の概要を発表した。単体売上高は1831億6200万円(前年同期比9.2%減)。営業利益は20億8500万円(13.7%減)、経常利益は9億7500万円(同38.7%減)、中間純利益は6億8700万円(同24.2%減)。「この10年間で経常利益が10億円を下回ったのは初めて」(小野晴輝専務)。
グループ会社16社を含めた連結売上高は1917億6600万円(同8.3%減)。営業利益は16億5000万円(同15.1%減)、経常利益5億5700万円(同44.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は8600万円(同77.9%減)。グループ書店の閉店に伴う除却損を計上したため、単体に比べて収益性が低下した。
【2018年11月26日更新】
トーハン決算、単体・連結とも減収減益に
6月5日、第71期(H29.4.1~同30.3.31)決算を発表。単体の売上高は4274億6400万円(前年比7.4%減)。前年から約338億円減少した。返品率は、書籍分野でわずかに改善したものの他の3分野で悪化し、総合40.9%(同1.1ポイント増)となった。それに加え、期中の運賃値上げ分約6億円が利益を圧縮。単体の営業利益は50億3200万円(同23.2%減)、経常利益は30億1000万円(同28.7%減)、当期純利益は18億1800万円(同40.3%減)で大幅減益となった。「取次事業」は約5億6000万円の営業赤字に。
一方、連結売上高も4437億5100万円(同6.8%減)で減収。営業利益は44億5200万円(同29.4%減)、経常利益は24億1300万円(同42.9%減)。親会社株主に帰属する当期純利益は7億5800万円(同73.3%減)。
【2018年6月7日更新】
トーハン、中間連結決算は減収減益
11月28日、第71期(H29.4.1~同9.30)中間決算の概要を発表した。連結対象子会社16社を含む連結売上高は2090億6200万円(前年同期比6.2%減)と減収。営業利益19億4200万円(同34.9%減)、経常利益10億0700万円(同51.2%減)、中間純利益は2億8000万円(同78.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は2億6800万円の減益となった。
大幅に減収した要因として、連結範囲の変更に伴う今期一時的に発生した相殺処理と、連結対象会社で先期計上した特別利益が今期はないなどの一過性のものと説明。連結対象16社の損益計算書を単純合算した経常利益ベースでは、先期に対して増益となっている。
トーハン単体の売上高は2016億6100万円(同6.4%減)。営業利益24億1600万円(同26.6%減)、経常利益15億8800万円(同20.7%減)、中間純利益9億0600万円(同30.0%減)。
【2017年11月30日更新】
トーハン決算、減収増益に
6月6日、第70期(H28.4.1~同29.3.31)決算と役員人事を発表した。単体売上高は4613億4000万円(前年比2.6%減)。子会社15社を含む連結売上高は4759億0700万円(同2.6%減)と減収となったが、グループ全体でコストを削減し経費の最小化に取り組んだ結果、単体・連結ともに増益となった。
役員人事は豊田広宣、田仲幹弘両氏が常務から専務に、藤原敏晴取締役が常務に昇任する。また、渡辺勝也、堀内洋一両氏が取締役に、金子俊之氏が執行役員に新任。清水美成専務と高田聡取締役が退任し、それぞれ関係会社社長に就任する。6月29日に行われる株主総会および役員会で承認される見通し。
【2017年6月7日更新】
全国トーハン会代表者総会、書店バックアップ施策を発表
4月25日、東京・目白のホテル椿山荘東京で平成29年度「全国トーハン会代表者総会」を行い、今年度における主要施策を発表した。藤井武彦社長は第70期(H28.4.1~同29.3.31)決算について、売上高が前年比2.6%減の見通しであると発表。今後も出版総合商社として「書店のバックアップが最重要課題である」と事業方針を述べた。
今秋から「Ponta」「楽天スーパーポイント」「dポイント」の各種カードが取引書店で利用できる施策(既報)や、LINEと連携して書店へ送客する仕組みを150店から600店に拡大して実施。書店の複合化をさらに推進したうえ、同社のPB商品開発を加速して行い、「製造・卸」機能を強化していくと話した。
「プレミアムセール2017」では、目標の10億円を2年連続で達成した。東北トーハン会岩手支部が4年連続で1位となった。
【2017年4月26日更新】
トーハン、中間決算は減収増益
11月28日、第70期(H28.4.1~同9.30)中間決算を発表した。連結対象子会社15社を含めた連結売上高は2227億1000万円(前年同期比1.4%減)。営業利益は29億8100万円(同17.4%増)、経常利益は20億6300万円(同52.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は12億9000万円(同77.6%増)。経常・当期純利益が大幅に伸長したのは、営業外収益に明屋書店(愛媛)の営業補償金などがあったことも影響したという。
単体の売上高は2153億3200万円(同1.3%減)。営業利益は32億8800万円(同16.7%増)、経常利益20億0100万円(同11.1%増)、中間純利益12億9400万円(同0.4%増)を捻出した。
【2016年11月28日更新】
トーハン、減収増益の決算
6月3日、第69期(H27.4.1~同28.3.31)決算と役員人事を発表した。連結子会社14社を含めた連結売上高は4883億6200万円(前年比1.4%減)。利益面では、営業利益59億1100万円(前年比5.6%減)、経常利益35億7000万円(同8.8%減)。しかし、法人税等が前期より減少するなど、親会社株主に帰属する当期純利益は16億1500万円(同1.3%増)の増益となった。
単体の売上高は4737億3300万円(同1.5%減)。営業利益は61億4200万円(同1.6%増)、経常利益は38億9600万円(同4.9%減)、当期純利益23億1600万円(同8.2%増)。子会社のトーハン自動車による配当がなかったことで営業外収益が減少。法人税が前期から約20%減少し、最終利益は増益になった。返品率は計39.4%(同0.1ポイント増)。期中、太洋社から帳合変更した書店は54店(3431坪)。自己資本率は31.6%(同0.8ポイント増)。
役員人事は、松本俊之、大西良文、塚田達夫の3氏が取締役に新任。松本氏は常務に就く。取締役の谷川直人氏、吉田尚郎氏、中村勉氏、監査役の馬場章好氏が退任。また、斎藤貴氏が執行役員に昇任。執行役員だった志賀国賀氏は退任。6月29日に行われる株主総会および役員会で承認される見通し。
【2016年6月6日更新】
トーハン、熊本の被災書店へ金融面でも支援へ
熊本地震で被災した書店の「支払い」について、一定の猶予を与えるなど金融支援を行う。4月26日、東京・目白のホテル椿山荘東京で行われた「全国トーハン会代表者総会」で、急遽登壇した熊本トーハン会の宮崎容一会長(宮崎一心堂)が協力を求め、懇親会でトーハンの近藤敏貴副社長が「すでにその準備を整えている」と伝えた。
「トーハン会プレミアムセール」では、東北トーハン会岩手支部が3冠・3連覇。東北トーハン会としては5連覇を遂げ、玉山哲会長(東山堂)が声を震わせながら、熊本の書店にエールを贈った。同セールの売上げは10億5700万円(前年比9.3%増)で目標だった10億円をクリアした。
当日は冒頭、藤井武彦社長が第69期(H27.4.1~同28.3.31)の売上高について、前年比1.5%減の見通しと報告。今期70期については、昨年に引き続き「売場改善」「店頭客注増加施策」「店頭活性化プロジェクト」を3本柱にして、取引書店の売上げを維持していく考えを示した。
【2016年4月27日更新】
トーハン、中間決算は減収増益に
11月27日、第69期(H27・4・1~同9・30)中間決算を発表した。売上高は2180億9800万円(前年同期比1.3%減)。運賃、荷造費、業務委託料などの販管費を抑制したことにより、営業利益28億1500万円(同12.4%増)、経常利益18億円(同3.2%増)、中間純利益12億8800万円(同19.2%増)だった。
「雑誌」は同5.9%減と不振だったが、「書籍」「コミック」「MM商品」は前年売上げを上回った。返品率は総合で42.2ポイント(同0.4ポイント増)とやや悪化した。
グループ会社14社を含めた連結売上高は2258億2500万円(同1.5%減)、経常利益13億5300万円(同1.8%減)、中間純利益は7億2600万円(同3.9%増)。
【2015年11月30日更新】
トーハン、減収減益の決算
6月3日、第68期(H26.4.1~同27.3.31)決算と役員人事を発表した。単体の売上高は4809億1900万円(前年比2.4%減)。経費削減の効果から、営業利益は60億4200万円(同0.3%増)、経常利益は40億9500万円(同7.2%増)。課税所得の増加に伴い法人税等や法人税等調整額が増加したことで、当期純利益は21億3800万円(同3.3%減)と減益となった。
子会社14社を含めた連結売上高は4951億3200万円(同2.7%減)、経常利益は39億1200万円(同1.1%増)、当期純利益は15億9400万円(同16.6%減)。
役員人事は、小野晴輝、田仲幹弘の取締役2氏が常務に昇任。高田聡執行役員が取締役に新任。本川幸史取締役と加藤悟監査役が退任。本川氏は監査役に就く。また、松本俊之氏が上席執行役員に、堀内洋一氏と志賀国隆氏が執行役員に就く。6月26日に行われる株主総会および役員会で承認される見通し。
【2015年6月3日更新】
トーハン、減収決算の見通し 新年度施策も発表
4月22日、東京・目白のホテル椿山荘東京で行った「全国トーハン会代表者総会」の席上、トーハンの藤井武彦社長が第68期(H26.4.1~同27・3.31)決算の売上高について報告した。売上高は約4812億円(前年比2.4%減)で、返品率は39.3%(同1.3ポイント増)の見通し。今期も送品量は減らさず、その質を重視することで、実売率や返品率を向上・改善する考えを示した。また、販売面については「書店店頭の魅力を高めて売上げを伸ばす」「客注と複合化」「店頭活性化プロジェクトによる送客力アップ」「書店の外商支援」の4点を重点施策に挙げた。
近藤敏貴副社長はPOS調査店・1600店の売上げが同6.1%であることを受け、「売場改善」で3%、「客注」で2%、「店頭活性化プロジェクト」で2%をアップさせる計画を発表。返品作業を軽減させるハンディVの効用をアピールした。またWOWOWとコラボするキャンペーンのほか、ぴあと協業して出版社のイベント企画を書店に斡旋する「TOPIA」プロジェクトについても触れた。当日の出席者は323人。
【2015年4月23日更新】
トーハン中間決算、減収増益に
11月26日、第68期中間(H26.4.1~同9.30)決算が減収増益となったと発表した。売上高は2208億0700万円(前年比5.8%減)で昨期の増収から一転、マイナスとなった。増税前の駆込み需要の反動、さらに4月期から返品入帳期限を3日繰り下げたことで、上半期の逸失売上げが約20億円に膨らみ、売上げに響いた。
これらの影響により、営業利益は25億0300万円(同20.5%減)、経常利益は17億4300万円(同15.5%減)と一昨年の水準に。しかし、前年同期は特別損失にトーハンロジテックスへの転籍者の退職加算金を計上していた影響で今期特別損失が減少、中間純利益は10億8000万円(同9.6%増)と増益で折り返した。
【2014年11月26日更新】
トーハン、増収減益の決算
トーハンは6月6日、67期(H25.4.1~同26.3.31)決算の概況を発表した。単体の売上高は4925億5700万円(前年比0.2%増)で8年ぶりに増収。営業利益は60億2200万円(同10.4%増)、経常利益は38億1700万円(同15.2%増)と大幅に伸長。しかし、当期純利益は法人税及び同税等調整額の増加により22億1100万円(同8.2%減)となった。自己資本率は31.3%と同1.2ポイント向上した。
役員人事は清水美成常務が専務に、栃木裕史と豊田広宣の取締役2氏が常務に昇任。執行役員の森岡憲司氏(首都圏支社長)と中村勉氏(情報システム部長)が取締役に新任。正能康成専務と小宮秀之取締役が退任し、2氏とも関係会社役員に就く見通し。6月27日に行われる株主総会および取締役会で承認される予定だ。
関連会社19社を含めた連結決算は、売上高5085億0200万円(同0.9%増)、営業利益60億4200万円(同0.3%増)、経常利益38億7000万円(同23.5%増)、当期純利益19億1000万円(同31.7%減)で単体同様、増収減益となった。
【2014年6月9日更新】
トーハン、8年ぶりの増収決算
4月24日、藤井武彦社長が東京・目白のホテル椿山荘東京で行った「全国トーハン会代表者総会」で、第67期(H25.4.1~同26.3.31)決算の売上高が約4926億円(前年比0.2%増)で増収の見通しと報告した。増収決算は8年ぶり。
利益面については、未確定であると話した。
同社長は、「返品率を下げることを目標にはしない。商品回転率を高めていく結果として、軽減できるようにする」と基本姿勢を示し、書店の「売上げ最大化」「利益改善」「顧客サービスの向上・強化」について全力を尽くすと話した。
近藤敏貴副社長は、TONETS Vなどを活用した店頭施策、新刊事前申し込みサービス、ブックライナーによる日曜祝祭日の店着サービス、e-honとDIGITAL e-honのポイントをリアル書店で活用できるようにするなど、店売、外販、客注、複合化で様ざまな施策を発表した。当日は317人が出席した。
【2014年4月25日更新】
トーハン中間決算、7年ぶりに増収。売上高2343億円
11月26日、第67期中間(H25.4.1~同9.30)決算の概況を発表した。 売上高は2343億0400万円(前年同期比2.0%増)、営業利益は31億4600万円(同18.3%増)、経常利益は20億6200万円(同18.5%増)、中間純利益は9億8500万円(同32.4%減)。
「書籍」売上げは同4.5%減、「雑誌」は同2.9%減となったが、「MM商品」が同82.9%増と伸び、全体を引き上げた。返品率は総合39.9%で前年同期より0.6ポイント改善した。トーハンロジテックスの設立によって転籍した183人の退職加算金など、5億7500万円の特別損失を計上して最終利益は減益となった。
【2013年11月26日更新】
トーハン中間決算、7年ぶりの増収に
10月17日、京都トーハン会の席上、近藤敏貴副社長が第67期中間決算について増収の見通しと発表した。2006年以来。7年ぶりに前年を上回る。近藤副社長はTONETS Vの「適材適書」システムと同iによる売上げ施策などをその要因に挙げた。
当日は会員書店、出版社など総勢約200人が出席。横谷隆幸代表世話人(萬年堂)は、武雄市公共図書館の運営の在り方に危機感を露わし、全国に広がる可能性があると問題視した。
【2013年10月18日更新】
トーハン決算、減収増益に
6月7日、第66期(H24.4.1~同25.3.31)決算を発表し、売上高4912億9700万円(前期比2.6%減)、営業利益54億5100万円(同±0%)、経常利益33億1200万円(同0.5%増)、当期純利益24億0700万円(同54.1%増)。7期連続の減収も、2期ぶりに増益へ転じた。
売上高の内訳は、書籍が1920億9300万円(同4.9%減)、雑誌が2577億9100万円(同5.1%減)、マルチメディア商品が414億1200万円(同36.2%増)。返品率は順に40.0%、39.0%、15.1%で、合計37.9%(同0.6%増)。
子会社19社を含む連結決算は、売上高5034億8400万円(同2.2%減)、経常利益31億3200万円(同16.6%減)、当期純利益27億9500万円(同69.3%増)だった。
【2013年6月7日更新】
トーハン、減収増益の中間決算
11月29日、第66期中間(H24.4.1~同9.30)決算を発表した。
単体の売上高は2295億8000万円(前年同期比3.8%減)、営業利益26億5900万円(同5.9%増)、経常利益17億4000万円(同10.6%増)、中間純利益14億5600万円(同18.9%増)。「書籍」売上げは同4.8%減、「雑誌」は同4.1%減と低迷し返品率も総合で同1.3ポイント悪化した。また、当日、本社再開発に関してのプロジェクトメンバーを社内公募し、近く立ち上げることも発表した。
連結中間決算の売上高は2339億5200万円(同4.1%減)、営業利益28億2800万円(同10.6%減)、経常利益12億8100万円(同26.0%減)、中間純利益17億8000万円(同40.9%増)。
【2012年11月30日更新】
トーハン、経常利益ベースで増益に
6月5日、第65期(H23.4.1~同24.3.31)決算を発表した。売上高は5039億0300万円(前年比3.0%減)で6年連続の減収。営業利益は54億4900万円(同10.5%減)、経常利益は32億9500万円(同2.5%増)、当期純利益は15億6100万円(同14.2%減)。営業外収益が伸長した一方で、営業外費用が大幅減少して経常利益ベースで増益。震災関連、退職金給付制度終了損などを特別損失に計上したことで、最終利益が減益となった。
子会社13社を含めた連結決算は、売上高5145億4300万円(同2.8%減)、営業利益67億9500万円(同8.4%減)、経常利益37億5200万円(同3.5%増)、当期純利益16億5100万円(同12.9%減)。
【2012年6月5日更新】
トーハン中間決算、3年ぶりの減収減益
11月29日、第65期(H23.4.1~同9.30)中間決算を発表。単体の売上高は2385億8600万円(前年比4.1%減)、営業利益25億1000万円(同26.5%減)、経常利益15億7300万円(同12.2%減)、中間純利益12億2400万円(同3.5%減)。「書籍」は同1.0%減でほぼ横ばいだったが、「雑誌」が同6.2%減と落込んだ。東日本大震災による送品・販売の減収分は21億円とみている。
連結売上高は2439億4300万円(同3.7%減)。単体同様、減収減益となった。
【2011年11月29日更新】
トーハン、減収も大幅増益に
6月10日、第64期(H22.4.1~同23.3.31)決算と役員人事の新・退任案を発表した。単体の売上高は5194億4500万円(前年比5.1%減)、営業利益60億8800万円(同1.8%減)、経常利益32億1400万円(同49.8%増)、当期純利益18億1900万円(同68.7%増)。営業利益は減益だったが、受取利息と不動産収入の増加により営業外収益が同4.6%増加。東日本大震災の災害損失を差し引いても当期純利益が1.6倍強に増加した。
役員人事では、栃木裕史氏と藤原敏晴氏が取締役に新任。加藤悟取締役が監査役に就く。退任は池田禮副社長、本田和美常勤監査役。6月29日の株主総会で承認される見通し。
【2011年6月10日更新】
トーハン中間決算、減収も販管費削減で黒字確保
2011年3月期中間業績は売上高が前年同期比5・0%減の2485億8100万円。全ジャンルで返品率の減少に務めたが、帳合変更などの影響をカバーできなかった。
期中の累計返品率は同0・8ポイント改善し、39・1%。売上げ減少と原価率の上昇で売上総利益は同19億2900万円減少し、291億1100万円。人件費の圧縮などで販管費を同8・3%減に抑制した結果、営業利益が34億1100万円(同12・1%増)、経常利益が17億9000万円(同27・1%増)に。
貸倒引当金戻入益3億2700万円を特別利益に繰り入れ、投資有価証券評価損や過年度資産除去債務費用など合計1億0600万円を特別損失に計上したため、中間純利益は12億6700万円(同70・4%増)と大幅に改善した。
【2010年11月30日更新】
トーハン決算、減収も返品率は改善
6月10日、2010年3月期単体決算を発表。売上高は前期比4.8%減の5472億3600万円、営業利益は同22.7%減の61億9900万円、経常利益は同47.9%減の21億4400万円、当期純利益は同5.5%増の10億7800万円となった。
「書籍」「雑誌」「マルチメディア商品」の全部門で減収し、原価率の上昇の影響もうけ、売上総利益は同6.8%減に。販管費を同4.6%減と抑制したものの、営業利益と経常利益は大幅に減少した。ただ、特別損失が前年に比べ減少したことで、当期利益は前年をクリアした。返品率は合計で同0.1ポイント減の38.0%と5年ぶりに改善した。
当期の責任販売は同様の500億円を上回る596億円、2011年3月期は465億円の目標を設定し、より実効のある責任販売に取り組む。
今年7月には、コミック一気通貫の施策を文庫にも拡大。MVPサプライの取組みを進めるとともに、出版社にも返品削減などによる達成報奨を求め書店への還元を図っていく方針。
【2010年6月10日更新】
トーハン、中間決算は減収増益に
11月30日、第63期(H21.4.1~同21.9.30)中間決算の概要を発表した。売上高は2614億3400万円(前年同期比4.6%減)で前年から約123億4100万円の減収となった。前年上半期に早期希望退職者121人がいたことから人件費など販管費が同6.0%減少。その結果、営業利益30億4200万円(同6.0%減)、経常利益14億0800万円(同12.5%減)、中間純利益7億4300万円となった。連結対象子会社12社を加えた連結決算は売上高2652億0900万円(同4.6%減)、経常利益15億3600万円(同5.6%減)、中間純利益7億5400万円(同537.0%)。
【2009年11月30日更新】
トーハン、減収減益の決算に
第62期(H20.4.1~H21.3.31)の決算概況を発表。売上高は前年比7.2%減の5748億2600万円と低調。返品率は書籍=同0.6ポイント増の41.2%、雑誌=同1.6ポイント増の37.4%、マルチメディア商品=同6.5ポイント増の17.8%、合計=同2ポイント増の38.1%。
販管費を同5.6%減と抑制し、営業利益は同3.2%増の80億1900万円、経常利益は同34.5%増の41億0900万円と増加したものの、投資有価証券評価損、退職加算金などの特別損失を計上し、当期純利益は同13.1%減の10億2100万円だった。いずれも同社単体の業績。連結決算(対象子会社12社)は減収増益となった。
【2009年6月11日更新】
トーハン中間決算、大幅減収・赤字に
第62期上半期(平成20・4・1~9・30)は、売上高2737億7500万円(前年同期比7.5%減)、営業利益32億3300万円(同17.6%減)、経常利益16億0700万円(同3.0%減)、中間純損失が1700万円となった。売上高の内訳は、書籍が同3.6%減、雑誌が同5.3%減、マルチメディア商品が同37.8%減。返品率は、書籍43.9%(同0.5ポイント増)、雑誌38.6%(同2.3ポイント増)、マルチメディア商品17.1%(同6.2ポイント増)、合計39.9%(同2.3ポイント増)。平成12年度以来の赤字の主要因は、株式市場の低迷による有価証券評価損、人員調整による退職加算金(121人、5億8000万円)と説明。
【2008年11月28日更新】
トーハン、2年連続の減収減益決算
6月10日、第61期決算の概況を発表。売上高6189億6800万円(前年比3.5%減)、営業利益77億6600万円(同33.7%減)、経常利益30億5300万円(同49.2%減)、当期純利益11億7400万円(同60.6%減)。「書籍」「雑誌」で計約240億円の減収となった。「MM商品」は好調。桶川SCMセンターの全面移行で経費、減価償却費などの負担がピークの期だった。関連会社11社を加えた連結決算の売上高は6261億8300万円(同3.0%減)、経常利益34億5600万円(同46.6%減)、当期純利益15億8800万円(同42.9%減)。
【2008年6月10日更新】
トーハン、減収減益の中間決算
11月29日、第61期上半期中間決算(H19・4・1~同9・30)の概況を発表。売上高2957億8400万円(前年比4.8%減)、営業利益39億2100万円(同26.3%減)、経常利益16億5700万円(同35.7%減)、中間純利益9億7500万円(同39.6%減)。売上げは「書籍」が同7.9%減、「雑誌」が同4.4%減と落ち込み、返品率が総合で同1.9ポイント増加した。桶川SCMセンター関連の経費負担が「ピークの期」で、経費増から利益面は大幅に減少した。なお、連結子法人12社を含む連結決算は、売上高2989億3800万円(前年比4.1%減)、経常利益14億5900万円(同47.2%減)、中間純利益7億6300万円(同53.5%減)となった。
【2007年11月29日更新】
トーハン、減収減益決算に
第60期(平成18.4.1~同19.3.31)決算概況を発表。売上高6413億9600万円(前年比2.1%減)、営業利益116億9800万円(同8.2%減)、経常利益60億円(同17.9%減)、当期純利益29億7500万円(同23.3%減)。
雑誌の売上げ不振、返品増が大きく影響した。しかし、運用資金は総額1040億円(同66億円増)で財務状態は堅調だという。
子会社12社を加えた連結決算は、売上高6450億6100万円(同1.8%減)、経常利益64億6500万円(同19.2%減)、当期純利益27億8000万円(同34.0%減)。
【2007年6月12日更新】
トーハン、増収増益の中間決算
12月4日、第60期中間決算(H18・4・1~同9・30)の概況を発表した。売上高3104億1700万円(前年比1.7%増)、営業利益53億1600万円(同0.5%減)、経常利益25億7600万円(同4.3%減)、中間純利益16億1300万円(同1.5%増)。桶川SCMセンターの諸経費増で販管費は増加したが、最終利益で増益。運営資金は70億円増の1046億2800万円になったという。関連会社11社を含む連結決算では売上高3314億2400万円(同1.8%増)で、こちらも増収増益となった。
【2006年12月4日更新】
トーハン、増収減益の決算
6月14日、本社で第59期・平成17年度決算の説明記者会見を行った。
売上高6549億6500万円(前年比0.9%増)、営業利益127億3500万円(同1.1%減)、経常利益73億0700万円(同2.9%増)、当期純利益38億7800万円(同10.8%減)。2年連続の増収。役員退職慰労金の取扱いについて会計方針を変更し、特別損失11億7000万円を計上した。
役員人事の発表は見送られた。
【2006年6月14日更新】
トーハン中間決算、微増収増益
第59期上半期(H17.4.1~同9.30)の売上高は、3049億9400万円(前年と同額)、営業利益54億6700万円(前年同期比7.6%増)、経常利益26億8900万円(同17.0%増)、中間純利益15億8900万円(同13.9%増)。販管費を同1.1%減に節減し、収益性を高めた。また、関連11社の連結決算では、売上高3058億2800万円(同0.3%減)、経常利益28億6400万円(同10.0%増)、当期純利益16億300万円(同4.7%増)となっている。
【2005年12月1日更新】
トーハン、中間売上高は前年並み
2005年度中間(4~9月期)は、前年同期比100.0%の売上高。11月17日開催の静岡トーハン会総会の席で同社の風間賢一郎常務が説明した。月刊誌の売上げがわずかに前年を上回って推移していることも伝えた。
【2005年11月22日更新】
トーハン決算、8年ぶり増収
第58期(2004.4.1~2005.3.31)は売上高6486億2800万円(前期比0.6%増)、営業利益128億6600万円(同4.5%増)、経常利益70億9700万円(同5.7%増)、当期純利益は43億4600万円(同18.4%減)。販管費の抑制などが奏効して実質上の増収増益となったが、昨期に厚生年金基金代行部分返上益を約52億円計上していた反動で、当期純利益は減少した。返品率は同0.4ポイント減の33.2%と改善。
【2005年6月14日更新】
トーハン、中間決算発表
今年4月1日から9月30日までの売上高は、3048億0100万円(前年同期比0.2%増)、営業利益50億7600万円(同2.1%増)、経常利益22億9800万円(同2.1%増)、中間純利益13億9500万円(同68.1%減)。
前期は厚生年金基金代行部分返上益の特別利益52億5000万円が計上されていたため、当期の中間純利益は大幅な減少となった。それを除く実態ベースでは同11.8%増となる。
【2004年12月2日更新】
トーハン決算、7年連続の減収も大幅増益に
第57期決算では、売上高は6445億5700万円(前年比3.2%減)、営業利益123億0600万円(同5.4%減)、経常利益67億1100万円(同9.2%減)、厚生年金基金代行部分返上益として52億5000万円を特別利益として計上した結果、税引前当期純利益は99億5900万円(同50.2%増)、当期純利益は53億2100万円(同52.5%増)となった。
【2004年6月10日更新】
トーハン、減収決算の見込み
4月28日、トーハン会全国代表者会議の席上、小林社長は「集計中」としながらも3月期決算の売上高が前年割れだったことを報告。今期、増収決算と桶川計画の推進を最重要課題として位置付けた。なお、同日、懇親会で挨拶した藤井副社長は、桶川計画の総費用について、土地代を含めて300億円と発表し、「借入れせず先行投資するメドがついた」と伝えた。
【2004年4月30日更新】
トーハン、減収も大幅増益の中間決算
売上高3039億8300万円(前年同期比4.8%減)、営業利益49億7200万円(同10.0%減)、経常利益22億5000万円(同19.9%減)、中間純利益43億6500万円(同193.9%増)。
転廃業などによる返品増で運賃などが増加し、収益性を悪化させた。しかし厚生年金基金代行部分返上益として52億5000万円を特別利益に計上し、中間純利益は前期から約3倍となって増益となった。藤井副社長は「実質的には厳しい内容」と総括している。
【2003年12月2日更新】
トーハン、前年割れの厳しい上半期実績
11月6日開催の中部トーハン会総会で小林辰三郎社長が、「コミックは前年比100%を超えたが、他の部門は前年割れで厳しい状況」と報告。名古屋支社の上半期実績は、書籍96・6%、雑誌95・8%、コミック101・6%。全体実績も名古屋支社とあまり変わらない状況とみられる。また、桶川計画については、「今年度内に建物の建築に着工予定」と語った。
【2003年11月6日更新】
トーハン、減収増益の決算
6月12日に発表した決算概況は、売上高6657億1300万円(前年比2.0%減)、営業利益130億0500万円(同9.4%増)、経常利益73億8700万円(同14.1%増)、当期利益34億8700万円(同2.8%減)。6年連続の減収だが、前年に引き続き増益決算となった。
【2003年6月12日更新】
トーハン4月期、総合で前年同期比9・8%減
5月22日、第34回千葉トーハン会の席上、風間賢一郎常務が「かつてない悪い数字で新年度をスタートした」と語る。
一方、GW期間のPOS調査店の実績については、総合で同7%減に止まったと報告した。書籍は同12%減となるものの、コミックが前年を上回った。
【2003年5月22日更新】
トーハン、減収増益の中間決算
売上高3190億4200万円(前年当期比1・9%減)、営業利益55億1900万円(同2・6%増)、経常利益28億0800万円(同3・1%増)、中間純利益14億8500万円(同4・7%増)。部門別の売上高は書籍、雑誌、MM商品の全三部門で減少した。しかし、返品率は総合で0・7ポイント改善され、運賃ほか経費削減で利益が伸長した。
【2002年12月3日更新】
トーハンの高野中部支社長、厳しい景況を報告
13日開いた静岡トーハン会総会で、トーハンの高野正栄中部支社長は「静岡地区の10月期売上げは、全体が前年比105.7%、書籍同113.5%、雑誌同95.0%、コミック同91.5%。ハリポタ効果を除くと前年割れになる」と報告。10月28日~11月3日は「全体同96.2%。書籍同99.4%、雑誌同94.5%、コミック同89.6%」だった。
【2002年11月13日更新】
トーハン、減収増益の決算
売上高6788億6300万円(前年比3・1%減)、営業利益118億7700万円(同0・4%増)、経常利益64億6900万円(同1・1%増)、当期利益33億8900万円。5年連続の減収となったが、返品率の減少による運賃削減などで利益は前年を上回った。期末の社員数は113人減の2506人となった。
【2002年6月13日更新】
トーハン平成14年3月期決算、売上高は前年割れに
同期の売上高見通しについて、金田万寿人社長はトーハン会全国代表者会議の席上、「前年割れの状況」と発言。利益面に関しては明言を避けた。
【2002年5月10日更新】
トーハン、減収増益の中間決算
売上高3249億4500万円(前年比3.9%減)、営業利益53億7400万円(同0.5%増)、経常利益27億2100万円(同4.6%増)、中間純利益14億1700万円(-)。書籍は前年同期で約21億円、雑誌は約80億円の減収となった。
【2001年12月4日更新】
トーハン、上半期売上げ前年割れ
金田万寿人社長が京都トーハン会総会で「上半期決算は前年割れの売上げ。コミック好調も、雑誌は大幅減で厳しい結果」と挨拶。
【2001年10月18日更新】
トーハン、4年連続の減収
売上高7001億4000万円、前年比5.2%減、当期損失20億5500万円。退職給付会計を一括償却した。
【2001年6月14日更新】