10月29・30日、「神保町BF」が3年ぶり開催され、多くの来場者が本を購入した。「本の得々市」には例年、出版社など約250台のワゴンが出展していたが、今回は飲食店の出展を見送り、約130台に押さえて開催。さくら通りでの開催も控えた。
それでもバーゲンブックの売行きは好調。サイン本を揃えた早川書房や、東京創元社のワゴン前には長蛇の列ができ、相変わらずの人気。河出書房新社、青土社、白水社、作品社、国書刊行会、東京都書店商業組合など、どのワゴン前にも人だかりができた。
ある出版社関係者は「初日だけで2日分の売上げがあった」「過去最高の売行き」という。神保町三井ビルディング公開空地で行われた「こどもの本広場」には、親子連れの客が訪れて児童書系出版社が子どもたちと触れ合った。