このほど、初めてのコミックレーベル「説話ホラーコミックス」を創刊した。旗艦事業とする占い本の読者である40代以上の女性層をターゲットに、こうした人々がかつて読んでいた往年のホラー漫画家の作品を復刻。御茶漬海苔氏や日野日出志氏といった大御所の作品群を中心に、オムニバスシリーズ「パウラ」として展開していく。
創刊第1弾は、『パウラ(1)』(本体1800円)。収録作品は御茶漬海苔「桜子」、日野日出志「切り裂きX」、千之ナイフ「毬夜の池」、空路「美女と鬼女」、もろおか紀美子「狂信の家」の5編だ。電子版と同時発売で、紙版の初版部数は8000部。
2巻は10月28日発売予定。1巻にも収録した御茶漬海苔、日野、千之、空路に加え、橘美羽、稲垣みさお、呪みちるの各氏による作品を収録する。今後は2、3カ月に1点のペースで刊行していく。オムニバス形式をとることで、若い作家の作品の発表の場としても活用していきたい考えだ。
さらに、10月5日には「説話レディースコミックス」も創刊する。第1弾はオムニバス形式の『カーラ(1)』(本体1800円)。
写真=高木利幸CEO