春陽堂書店、書肆侃侃房、東京外国語大学出版会、勉誠出版は、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(東京・渋谷区)など全国7書店で合同フェア「チベット文学のいまを知る」を開催している。4社が刊行しているチベット文学作品11点を取り揃えた。
合同フェアは、春陽堂書店と書肆侃侃房が、今春に刊行した『チベット幻想奇譚』(春陽堂書店)の編訳者のひとりで、『路上の陽光』(書肆侃侃房)の翻訳者である東京外国語大アジア・アフリカ言語文化研究所教授の星泉氏に、チベット文学のフェア企画を打診したことがきっかけだった。当初は2社共同で考えていたが、星氏が他社でも同文学の翻訳に関わっていたため、東京外国語大学出版会と勉誠出版にも企画を持ち掛け、4社共同でのフェアが実現した。8月下旬からは、喜久屋書店倉敷店(岡山・倉敷市)でもフェアを実施する予定。4社では現在も合同フェアの参加書店を受け付けている。