山下書店世田谷店、「夜間無人営業」実験で21ポイントの増収効果

有人・無人のハイブリッド営業の実証実験を始めた山下書店世田谷店(東京・世田谷区)の売上げが、3月20日の開始日から同25日までの期間、前年同期比16.5%増と好調に推移している。
有人営業時間内の売上げは同4.5%減だったが、24時間営業にしたことで21.0ポイントの増収効果があった。人件費も抑制でき、利益も2桁増になったという。同店はトーハンのグループ会社、スーパーブックスが運営する直営店。東急世田谷線の松陰神社前駅から徒歩1分の場所で約30坪の売場をもって営業している。
スーパーブックスの中村大輔専務は、今回の実験に手応えを感じており、トーハンが取引する書店への水平展開を視野に入れて、7月まで実験を続けるという。

写真は、午後7時から午前10時まで無人営業する山下書店世田谷店