第三書房、事業停止に

第三書房(資本金600 万円、東京都新宿区山吹町363、藤井嘉明代表)は6月30日、事業を停止し、東京地裁へ自己破産申請の準備に入った。申請代理人は渡邉敦子弁護士(東京都千代田区有楽町 1-9-4、渡邉綜合法律事務所、電話03-6867-8004)。
同社は1932 年6月に創業。フランス語、ドイツ語、スペイン語などを中心とした語学書を専門に刊行し、文法書は大学のテキストとしても採用されていた。帝国データバンクによると、1997年1月期には年商1億7200万円を計上していたが、近年は売上げが減少し、赤字決算を散発していたという。