21年の出版物推定販売金額、1兆6742億円 3年連続でプラス

2021年(1~12月)の紙と電子を合算した出版物推定販売金額が、1兆6742億円(前年比3.6%増)となり、3年連続でプラス成長となった。全国出版協会・出版科学研究所が「出版月報」1月号(1月25日発売)で発表した。
21年の紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は1兆2080億円(同1.3%減)。内訳は、「書籍」が6804億円(同2.1%増)、「雑誌」が5276億円(同5.4%減)。「書籍」は06年以来のプラス成長となった。
21年の電子出版物市場は4662億円(同18.6%増)と大幅に増加。内訳は、「電子コミック」が4114億円(同20.3%増)、「電子書籍」が449億円(同12.0%増)、「電子雑誌」が99億円(同10.1%減)。