大手取次2社が2021年12月29日から22年1月3日までの書店売上げ動向の調査結果を発表した。
日本出版販売の調査では、期間内の売上げ前年比が総合で6.2%減。「雑誌」など全4分野で前年割れした。立地別に見ると「ロードサイド店」が10.7%減なのに対し、「インショップ店」が同1.6%減と大きな差が出た。外出を控えた前年と異なり、帰省や旅行などで外出する人が増加するなど、人の流れが徐々に変化してきたことが影響していると推測している。
また、トーハンの調査では、総合で同1.4%減にとどまった。「書籍」が同1.3%増、「マルチメディア」が同5.5%増と前年を上回った。なかでも「児童書」が同16.2%増と伸長した。
調査店は、日販が1607軒、トーハンが1519軒。