講談社・野間社長「ICタグ導入」に国の支援を要望、活字議連・学校図書館議連の報告会で

活字⽂化議員連盟と学校図書館議員連盟は4月24日、共同提言報告会を東京・千代田区の参議院議員会館で開催。講談社の野間省伸社長と読売新聞グループ本社の山口寿一社長が登壇し、両社が2月に発表した「書店活性化へ向けた共同提言」について報告を行った(関連記事)。
野間社長は提言した5項目のうち「ICタグによる書店のDX化」を強く訴えた。書店の収益改善における最大の課題に「高い返品率」を挙げ、ICタグの導入で「最適な供給が可能になる」と話した。書店や中小企業にはハードルが高いため「ぜひ国からの支援をお願いしたい」と述べた。
報告会は活字議連総会とあわせて行われた。同議連の上川陽子会長、学校図書館議連の松野博一会長などが登壇。文科省文化庁文化戦略官の中原裕彦氏、経産省書店振興PTリーダーの南亮氏が各省庁の取組みを報告した。

写真=講談社・野間社長(左)と読売新聞グループ本社・山口社長